2010年8月27日金曜日

二路線に面する宅地の路線価方式による評価額

2路線(路線価Aと路線価Bの道路)に面する面積 C ㎡の宅地の場合
(A>B、Aの奥行価格補正率=1.00、Bの奥行価格補正率=1.00、側方路線影響加算率=0.03とする)

まず正面路線価を決める。
① A × 奥行価格補正率
② B × 奥行価格補正率
①と②の高い方が正面路線価、A>BなのでAが正面路線価

自用地評価額=
(正面路線価×奥行価格補正率+側方路線価×奥行価格補正率×側方路線影響加算率)
×地積(=面積)
である。

よってここでは
自用地評価額=(A×1.00+B×1.00×0.03)×面積
=(A+0.03B)×C
となる。

もしこれが借地であれば、借地権の評価額は
借地権の評価額=自用地評価額×借地権割合
である。

路線価が例えば380Cとなっていれば、Cは借地権割合70%を意味しているので
借地権評価額=自用地評価額×借地権割合=自用地評価額×0.7
となる。


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